三丘セミナーに行ってきました!〜冬の陣〜

PTAより

夏に開講され大変好評だったことを受けて、引き続き冬開講の『三丘セミナー』も、保護者に参観できる機会を設けてくださいました。今回は、なんと5講座から選択でき、応募された方は全員第1希望の講座を受講させていただきました。さらに、後日追加された特別セミナーにもお声がけをいただき、いずれの講座においても、受講後の保護者の皆さんが、確かな学びと手応えを得られた様子で、晴れやかな表情をされていたことが大変印象的でした。受講された方の感想を中心に、『ホンモノに触れる体験』をご報告させていただきます。
✴︎掲載します画像および文章は「三丘セミナー」より引用させていただきました。

受講した保護者の感想

12月5日(金)“Stay and Deliver”アフガニスタンおける国連の取り組みとその葛藤
 講師:関西学院大学 総合政策学部 教授 道券康充先生

日頃、見聞きしているニュースで取り上げられている(アフガニスタンの)状況の実際が身近になるお話でした。「自分たちの社会、現実として意識してもらうことから解決の道が始まる」とのお話に、受講することで一人ひとりが問題への意識を高めることができる、非常に意義深い講義だったと感じました。

12月8日(月) 企業における研究開発とキャリア形成
 ー東レでの実務経験と博士課程での学びを通してー
 講師:東レ株式会社 地球環境研究所 研究員 宮本竜馬先生

三国丘高校卒業生でもある宮本先生の特別講座は、現在お勤めの東レ株式会社の紹介からスタート。「東レ」と聞いても具体的なイメージが湧かない人も、「ヒートテック」と言われれば、ぐっと身近に感じられるのではないでしょうか。素材開発を軸に数々のイノベーションを生み出してきた同社で、宮本先生は現在、水処理膜の研究に携わっておられます。当日は、青く着色した水が特殊な膜を通過することで、瞬く間に透明な水へと変わる実演が行われました。ナノ・ミクロン単位の世界で、地球規模の「水の課題」に挑む研究。その最前線に立つ仕事の重みと意義を、目で見て実感できる貴重な時間となりました。
後半では、ご自身のキャリアパスについて率直に語ってくださいました。高校、大学、進学か就職か──人生の分岐点ごとにあった葛藤と、今だからこそ語れる振り返り。飾らない本音の言葉は、大学進学を控える生徒たちにとって、将来の選択肢を考える大きなヒントになったことでしょう。
最後に贈られたメッセージは「深は新なり」。
どんなことでも深く探究すれば、必ず新しい発見がある——その言葉を胸に、失敗を恐れず、自ら信じた道を切り開き、三丘生たちが大きく羽ばたいていくことを願っています。

12月8日(月) 生成AIの生成から利活用まで
  講師:花園大学 文学部 教養教育課程 講師 久富望先生

感想は「本当に難しい!」の一言でした。受講している生徒さんたち、理解できているんだ、すごい、と感じました。難しいお話であっても最後まで理解しよう、学ぼうという姿勢がみなぎっていた90分間でした!

高校生や一般の保護者にはかなり難しい内容でしたが、自分が知らない新しい分野に触れることができて、とても有意義でした。もう少し時間があれば、事前に収集された生徒からの質問に対する先生の回答をもっと聞くことができたのに…と思います。続編があればぜひ聴講したいです。

12月10日(水) フランス近代哲学入門 モンテーニュとパスカルについて
 講師:大阪大学大学院 人文学研究科 人文学専攻 教授 山上浩嗣先生

山上先生はお話がすごく上手で、初心者にも興味持てるような内容でした。笑いもありで!
本題以外にも、ご自身の高校生の時のこと、進路のこと、思ってた未来とは違ってるけどそれでいいし、それで良かったと思ってる、等。これから進路を考え受験校を選ぶ子どもたちにとって、きっと心強いエールになったことと思います。我が子にも聞かせたかったくらいです。

本題も雑談も含め、哲学って難しいようだけど、人生、生き方そのもので、どんなことでも自信持って前向きに頑張ればいいんだと40代の私でも思えました。
講座中にあった『神ありへの「賭け」』の話、ハマりました笑。お子さんが受講された方は、ぜひ尋ねてみてください!

1月24日(土)  高校生向けの開発経済学入門
 講師:早稲田大学 政治経済学術院 教授 戸堂康之先生

講義のテーマが「高校生向けの開発経済学入門」ということで、生徒たち目線に合わせた内容で非常に分かりやすかったです。
生徒からの質問内容を聴いていると、先生の専門分野に踏み込んだデータ分析の具体的な手法や難しさ、先生のゼミ生になった擬似体験ができるような話があっても生徒は充分理解できるのではないかと感じました。
先生の進まれてきた歩みの話も含めて、とても良い内容の講義だったと思います。

東レ 宮本先生の講座の様子

最後に

お忙しい中、三丘セミナーへの保護者受講の機会を設けていただいたことに感謝申しあげます。通常の授業公開とは違い、自分が興味ある、学びたいテーマを選択でき、大学の講義さながらのセミナーを受けている子どもたちの様子を観させていただけたことが新鮮でした。また、我々親も刺激いっぱいの時間で、講師の先生方が、年齢、立場に関わらず、学び続ける楽しみを体現されている姿を目の当たりにし、校長先生が絶賛される理由が本当によくわかりました。今回の三丘セミナーは、年の瀬である12月から新年の1月にかけて開催されました。開催時期やご案内の時期が限られる中においても、学校のご配慮により、多くの講座を開講していただき、生徒にも保護者にも大変貴重な学びの機会となりました。講義の内容の受け取りについては個々人の差があるかと思いますが、親もいつまでも学ぶって面白い、わくわくする時間を楽しませていただき、感謝でいっぱいです。今後も生徒や保護者の感想はもちろん、ほっこりする情報などをお伝えしていきます。