令和３年３月２日、第７３回卒業証書授与式は新型コロナ感染拡大防止のため式場をフェニーチェ堺に移し執り行われました。会場の荘厳な雰囲気に包まれ、お世話になった先生方と保護者の皆様が見守る物音一つしないピンと張り詰めた空気に、開式を待つ生徒たちは三年間の想い出が胸を駆け巡る時間となったことでしょう。
開式の辞に続き国歌校歌清聴、そして卒業証書授与はクラス担任の先生の名前を呼ぶ声に生徒は起立のみで応えました。
校長式辞、在校生送辞に続き卒業生答辞では、夢や希望でいっぱいだった高校最後の一年がコロナウイルスという敵によって勉学、部活動、学校行事が奪われいく中での悔しく悲しい思い、でもそこに小さな希望を見出し歩み続けたことが語られました。そして後輩に向けて「小さな歩幅でもいいから歩みを止めないで」と激励のメッセージが送られました。
異例の2020年を過ごした彼らは苦境を乗り越え、さらなる高みへ登って行こうと未来を見つめています。保護者の一人として彼らの素晴らしい未来への出発を心からお祝いします。
最後になりましたが、卒業式までの異例で厳しい一年間を含め高校生活の三年間を生徒のために奔走してくださった先生方に心より感謝申し上げます。
